マンションを購入する時に気になるのが築年数。
築30年の物件は比較的手に入りやすいと人気ですよね。
ただ実際は建設されてから30年も経ってるんですよね。。
古いのには変わりない。
うちも購入する時の候補として築30年位の物件を検討したのですが即決できませんでした。
購入してから後悔しないか不安だったからです。
結果、考えて考えて、購入は見送ったのですが、正直、今でも未練があります。
それくらい築30年の物件でも素敵なものは沢山ありますからね。
この記事では築30年くらいの中古マンションによくある不安要素や不満点、あと後悔しそうなポイントを紹介します。
私が実際に内見、内覧してきて感じた体験も交えて紹介しますので、物件選びの一助になれば幸いです^^
築30年マンション後悔しないためにチェックしておきたいポイント
築30年中古マンションでいいなぁと思う物件があったら、買う時に事前に内見でチェックしておきたいポイントは以下の通りです。
マンションの管理状況
建てられて30年も経っていれば管理状況の差がはっきり出ています。
マンションの管理が適切にされてるかをチェックしましょう。
管理がいい加減なマンションだと積もり積もって大事になるので要注意。
資金が不足してるとか、補修が大事になるとか。
一時金で徴収されることも
一例としてはこういった共用部分で部分で管理の状況が透けて見えると言われてます。
- エレベーター
- 掲示板
- 集合ポスト
- 自転車置き場
- 手すりなど
ちなみに、私が内見した物件の中で、掲示板が平成27年で止まっているところがありました。
張り紙がちぎれ、破れてて、情報が全く、更新されていないんです。
集合ポストもプラスチック部分が割れてて・・・ポーチ部分の鉄の柵もところどころサビていました。
結局、この物件・・・・大丈夫なの?と不安になり、見送りました。
見えてる部分だけではなく、一事が万事。
管理が甘くて、浄化槽とかの清掃をしてない、なんて笑えませんもんね。
床の構造
また床もチェックしておきたいです。
物件によっては、音や振動などが気になったり、リノベに制限がでてくるからです。
コンクリートがそのままなのか、それとも2重床構造なのかをチェックしましょう。
リノベやリフォームがしやすいのは2重床構造ですが、素材によっては騒音の原因になることも。
騒音を防止するためマンションの規約があるところも
そのまま買う時には音がどの程度響くのか。
そして、リフォーム・リノベするなら床が自分の思ったように変更が可能なのか。
規約に問題がないのか。
買ってから「思ったようにリノベができない」「下の階の方に気兼ねして暮らさないといけない」
など、後々後悔しないように、事前に確認しておきたいところですね。
部屋によって構造が違う物件もありましたよー
これはリフォームの現場の調査でみてもらえば一発でわかりますよ。
また、リフォーム済みの物件を買う時には不動産屋さんか(売り主さんに)音についてどの程度気を使うのか、響きやすいのかを確認しておくと安心です。
床の段差
これは私が内見をしたときに感じたのですが築30年くらいの物件だと「段差」が多い気がしました。
若いうちはいいのですが段差がある物件だと毎日のことなので、膝や腰、足首に響きます。
転倒による怪我も心配です。
水回りの配管が関係してることが多いので段差をなくせるのか、それともなくせない段差なのか。
完全なバリアフリーを希望するなら、リノベーションの予算がかかるのかも把握しておきたいところですね。
また新築当時、和室だった物件が洋室にリフォームしてある場合、畳の差分だけ段差が出てしまっている物件もあります。
部屋と部屋との境目に数センチの段差があったり、また扉の足元に段差があったり。
ぱっと見て段差が無い様に見えても、細かく部分的にみていくと完全なバリアフリーと違う物件がちらほらありますよ!
エアコンの設置
構造上、エアコンが設置できない部屋があります。
私が内見した物件では築30年の物件、通路側に面している部屋でエアコンの設置ができないというものがいくつかありました。
温暖化の影響か近年エアコンなしで過ごすには厳しい夏、ありますから。
寝室に使ったり、子供部屋につかったりするにはエアコンなしでは厳しいですよね。
窓用のエアコンで対応できるなら問題ないですが、もし室外機付きのクーラー&エアコン必須なら要注意。
ダクトを通す穴が既に開いてるのかチェック!
もしダクトが空いてなくても、近隣の方がエアコンを置いてるのかもさり気なくチェックしてみてください。
同じ階の方でエアコンを置いてるのなら、同じ条件のはずですから何か手があるかもしれません。
うちはエアコンが寝室に置けないからという理由で見送った物件がいくつかあります。
築30年マンションを購入した人の後悔ポイント
築30年の物件を購入するにあったって「後悔した」「後悔しそうになったからやめた」という口コミやブログでの意見をピックアップして紹介します。
うちの個人的な意見も入ってます!
予想外の修繕・リフォームやリノベ費用
築30年のマンションの場合、リノベ・リフォームが前提なので物件以外の出費が高額になりやすいです。
思ったよりも高額になってしまった・・・と後悔してる方がちらほらいらっしゃいますよ。
リノベの技術が上がってきてることや、また高額な設備をいれれば新築同様になるため、予算が膨らみがち。
あれもこれも、となると当初の予定よりも見積金額がどんどん膨らんでいきます。
折角だったら一生に何回もないしイイものをと思っちゃう
だからこそ予算や資金計画をしっかり立てる必要がありますよ。
また、物件とリフォームのローンを一緒に借入を希望するのなら、そもそも可能かどうかを確認をとる必要があります。
銀行によっては物件しか融資の対象じゃない、というところも・・・・
リフォームローンを借りるとなると金利が住宅ローンよりも高め。
住宅ローンを借りてから後悔・・・ということにもなりかねません。
リフォームやリノベには可能性がありますが、資金・予算の面では後悔しないように要注意です!
後々、生活が苦しいと後悔することになりますから
修繕積立金が高い
また月々支払うランニングコストの「修繕積立金」が高くて後悔をしてる人もいらっしゃいます。
一般的に新築の時には、修繕積立金の金額が安く設定されていることが多いです。
少しずつ値上げをされていくのですが、これが意外に苦しい・・・と後悔されてる方もちらほら。
これは築30年のマンションだから、というわけではないです。
ただ、築年数が古いマンションの方が(築浅の物件と比較して)自分が買う段階ですでに高くなっていることが多いので、無理なく月々支払いができる範囲かのバランスチェックも大切ですね。
裏を返せば、多少は高くてもきっちり管理がされてる物件なら安心ともいえます。
ただ、いくつかの要因が重なると積立金が割高になっていきます。
そうなると、そもそもの物件のランク下げたり選び方を考えるのも1の手です。
すごく豪華なマンション(スプリンクラーが付いていたり庭・テラスがついていたり)とか。
戸数が少ない(20戸以下だと少な目だと思います)だと、割高な傾向がありますよ。
▼その他の築年数の物件についてはこちらをどうぞ
まとめ
築30年の中古マンションを購入して後悔してる人は存在します。
ただ後悔してるポイントとしては物件を後悔してるというよりも、そこにまつわる「お金」の部分が多い印象です。
予算をオーバーしてしまったとか、もっと身の丈にあった物件にすればよかった、とか。
物件選びからしっかりしていて、納得して買ってる方は築30年でも後悔されてない様子でした。
うちの場合は築30年の物件でいいなと思った案件がいくつかあったのですが、「寝室にエアコンが置けない」「目の前がゴミ置き場」といった、構造上やマンション内の配置で見送りました。。。
雰囲気もよさそうで立地や価格は申し分ないものばかりで今でも未練はあります。
築年数が古い物件の方が駅から近かったり、便利がいい所に建ってることが多いので、魅力も沢山あります。
管理がしっかりしてる物件ならリノべ・リフォームでよみがえる可能性はありますからね。
この記事を読んで築30年の中古マンション選びの参考になれば幸いです^^